セラピストとして開業するには?必要な届け出や成功するポイント
セラピストとして開業したい方、必要な手順や届出・成功のポイントを押さえれば、誰でも夢を叶えることができます。
今回は、セラピストとして開業する際に必要な知識やノウハウをわかりやすく解説します。ぜひ参考にして、セラピストとして成功する第一歩を踏み出しましょう。
目次
セラピストの仕事内容・年収
セラピストの仕事内容は、お客様に「癒し」を提供することです。専門的な知識や技術を活かし、お客様の悩みや問題を解決し心身を癒す職種全般を指します。一言でセラピストといっても多くの分野があり、お客様の身体をリラックスさせる人や精神面での癒しのサポート・身体の歪みを調整する人などさまざまです。
職種により異なりますが、サロンや店舗雇用の場合の平均年収は250~300万円。完全歩合制のサロンの場合は、売上の3~4割が自身の給料になります。実力を持つ人は、年収はさらにアップするでしょう。
セラピストとして開業するメリット
セラピストとして開業するとさまざまなメリットがあります。具体的に解説します。
収入を伸ばすことができる
セラピストとして開業した場合、一から全て自身の責任で行うことになります。しかし、責任が大きい分、売上の全てを自身の収入にすることができます。仕事を受けた分だけ、収入に繋がるため、成功すれば収入を大きく伸ばすこともできるでしょう。
オリジナルのサービスを提供できる
セラピストの施術例は以下のように多種多様です。
- ヘッドスパ
- アロママッサージ
- リンパマッサージ
- はり治療
- カイロプラクティック
- 心理カウンセリング
サロンや店舗勤務の場合、それぞれコンセプトやサービスが決まっていることがほとんどです。そのため、セラピスト自身が提供したいメニューなどは自由に決められません。
自身が提供したいサービスを自由に提供できるのが、開業の最大の魅力です。施術メニューを組み合わせて、オリジナルのサービスを開発することも可能です。
セラピストとして開業に必要な6つの手順
セラピストとして開業するために必要な手順は以下になります。
- 資格取得
- サロンの場所を決める
- 起業準備を始める
- 経営方法を学ぶ
- 集客の方法を明確にする
- 必要な備品や機器を購入する
1つ1つ順を追って具体的に解説します。
1.資格取得
自身が行いたい施術は、資格が必要かどうかということが重要になります。セラピストの業種の中には、あん摩マッサージやはり師など国家資格が必要になる業種もあります。資格がなくても開業できる業種は多いですが、知識やスキルが未経験の状態だと安定して働くのは困難でしょう。
そのため、資格が必要な業種ではなくてもスクールなどに通い、知識やスキルを習得しておくとお客様から満足感を得ることもできるでしょう。
2.サロンの場所を決める
サロンを開業する場所を決めます。開業するには、自宅を一部改装してサロンにする方法とテナントを借りてサロン運営する方法があります。どちらが自身に合うかは人によるため、実際にサロン経営している人たちから、話を聞いてみてから見極めると良いでしょう。
自宅・テナントに限らず、開業する上で集客スキルは重要になるため事前に学んでおくことが大切です。
3.起業準備を始める
起業に必要な準備を始めるために、開業にかかる費用を算出します。サロン開業・運営にかかる費用は主に家賃・光熱費・設備費・広告宣伝費・備品代・開業手続き費などです。開業前に改装が必要な場合は、どれくらい費用がかかるのかを把握しておきましょう。
サロンの開業が決定したら、開業手続きを行います。サロン開業の際に必要な手続きは、主に開業届や施設所開業届・税金や年金の手続きなどです。セラピストの業種によって提出書類が異なるため、事前に調べておきましょう。
また、個人でサロンを開業する場合は個人事業主となるため、青色申告などの届け出も必要になります。開業の際に必要な手続きは後述します。
4.経営方法を学ぶ
経営方法についても学ぶ必要があります。一から自身で全ての業務を行うため、帳簿の付け方や経費・決済方法の導入や確定申告などの知識も必要になります。
また、開業してセラピストとしての知識やスキルを身に付けても肝心なお客様が来ないと経営も成り立ちません。
セラピストとして開業し成功させるためには、開業前から少しずつ経営論やマーケティング方法を学び、集客できるシステムを作りましょう。
5.集客の方法を明確にする
集客方法はさまざまありますが、サービスを提供するセラピストに特化した集客方法を学ぶ必要があります。SNSは無料でアカウント開設・運用が可能です。現在はSNSを活用して、サロンの強みを生かした投稿をし、ファンを獲得するサロンが多い傾向にあります。
また、より多くの人にサロンを周知するためにサロンのホームページを作ることも重要です。サロンへの流入経路を複数作り、お客様をいつでも迎えられる体制を作りましょう。
6.必要な備品や機器を購入する
自宅サロン・店舗サロン問わず、サロンを運営するにあたって必要なものを全て洗い出し、購入しましょう。特にテナントを借りて一から用意する場合は、待合のソファーや化粧室のハンドソープなど用意するものが沢山あります。
必要な備品や機器は予算と相談しながら、少しずつ揃えていきましょう。
運営費も必要になるため、初期費用は使いすぎないよう計画的に準備していきましょう。
セラピストとして開業した後に必要な手続き
自宅や店舗サロンなどで開業する場合は、さまざまな手続きが必要となります。1人で開業する際でも届出が必要となりますので、これから開業する方は参考にしてください。
開業届を提出する
自身のサロンを開業した日から、1か月以内に税務署へ「開業届」を提出します。提出しなくても罰則はありませんが、融資や補助金・助成金申請を受ける際に必要になるため、提出しておくと便利です。
必要書類は税務署で揃えられますが、国税庁のホームページからダウンロードして事前に記入しておくとスムーズでしょう。
なお開業届を提出する際は以下のものが必要になります。
- マイナンバーカード(通知カードでも可)
- 身分証明書(運転免許証・保険証・パスポート)
- 印鑑
確定申告の準備をする
セラピストとしてサロン経営を行う個人事業主は、納付すべき所得税がある際、原則として確定申告を行う必要があります。青色申告の場合、正規の帳簿を付けておくと65万円・簡易帳簿を付けておくと10万円の控除がそれぞれ受けられます。
控除を受けることで経費計上できるため、その金額分が非課税となるメリットもあります。
青色申告承認申請書は、以下のように提出期限が決まっています。
- 1月1日~1月15日の場合 3月15日まで
- 開業日が1月16日以降 開業日から2か月以内
開業届と青色申告承認申請書の書き方は同一のため、同時に記入し提出するとスムーズでしょう。
セラピストとして開業するなら自宅・店舗どっちがいい?
セラピストとして開業し、自宅でサロン経営するか店舗でサロン経営するかは、自身の目的やサロンのコンセプトにより変わります。
自宅を一部改装して開業する場合、必要な開業資金などのコストを抑えられるほか、自宅にいながら仕事が可能なため、育児や介護などと両立させやすいメリットもあります。プライベートサロンのため、お客様との距離を縮めやすいのも特徴です。
一方、テナントを借りてサロン開業する場合、駅近など利用者が多いエリアなどに出店することができるため集客を有利に行える可能性もあります。店舗サロンは、自宅サロンに比べ、世界観を作りやすくブランドを打ち出しやすいメリットがあります。ブランド力を上げ事業拡大を目指す方などにお勧めです。
セラピストとしての開業を成功させるポイント
セラピストとして開業した後、最低限のリスクは抑えたいもの。サロン開業を成功させるポイントを具体的にご紹介します。
知識や技術を常に磨く
セラピストとしての知識やスキルはサロンの強みになります。お客様のお悩みに寄り添うことが一番ですが、説得力を持たせるためにも開業する前にセラピストとして必要な知識やスキルを身に付けておきましょう。
開業後もサロン運営に必要な知識やスキルを常に磨いていくことで、新たなサロンメニューを開発することもできるでしょう。お客様の満足度も上がり、リピーターやファン化させるメリットもあります。
スモールスタートで始める
初めのうちから大きな店舗を借り、全てのメニューを準備してから開業すると開業資金やランニングコストも多額になり、失敗した時のリスクも大きくなります。
そのため、初めのうちはサロンをシェアできるシェアサロンでの運営や最低限のメニューのみでスタートするのもおすすめです。小規模メニューからスタートすることで、お客様のニーズをくみ取りながら、ニーズのあるメニューを増やすことができます。
モニターを活用する
モニターを募集し、実際のサロンメニューを体験していただきます。サロンメニューを考案しても実際に受けたお客様のニーズに合わなければ、施術メニューが無駄になってしまいます。モニターには、アンケートなどで施術や店の良い点・悪い点などの意見をもらい、日々サービス改良してサロンのウリとなるメニューを見極めましょう。
競合他社との差別化を図る
サロンの経営を成功させる大きなポイントは、競合との差別化です。サロンの開業を成功させるには、多くの競合の中から自身のサロンが選ばれるということです。そのためには、他との違いを明確化しなければいけません。競合サロンとは異なる特徴を作り出し、差別化を図れば、成功しやすくなります。
他社と差別化するならハンドセラピスの資格取得がおすすめ
他店との差別化を図る方法はさまざまありますが、最短で手軽にできる技術として、ハンドセラピスの資格取得があります。ハンドセラピスは、医師監修の手技と独自開発された機器から流れる微弱な電気を用いてお客様に提供します。オールハンドによる施術で、お客様の心身を整えていく最新技術です。表面的なマッサージとは異なり、電流の感覚に慣れれば、お客様のささいな不調も分かるようになります。初心者でも短期間でゴットハンドを目指すことも可能だからこそ、ファンが獲得しやすいのです。また、ハンドセラピスは、リラクゼーションや筋力アップなどあらゆるメニューとの相性が良いのも魅力です。あらゆるニーズに対応できるため、既存のメニューに組み合わせてオリジナルメニューを構築すれば他サロンと差別化を図れるでしょう。
ハンドセラピスの資格取得なら1st+【FIRST PLUS】へ
1st+【FIRST PLUS】では、ハンドセラピスの資格取得ができ、導入店舗はわずか数年で400店舗以上にのぼります。卒業生は、エステサロン・マッサージサロン・鍼灸院などさまざまな場所で活躍しており、施術メニューにハンドセラピスを取り入れています。自身の手技の幅が広がるため、他のサロンにはない施術ができることが強みになるでしょう。ハンドセラピスの資格取得なら、全くの未経験者でも短期間でサロンオープンを目指せる1st+にお任せください。
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1st+【FIRST PLUS】は4日間の講習で資格取得が可能です。未経験の方からセラピストとして既に技術を持つ方まで、多くの方が資格取得をされていて、さまざまな場所で活躍されています。
開業のための支援もいたします
1st+【FIRST PLUS】では、資格取得後もしっかりサポートいたします。自身でサロン開業する際に必要な方法を丸ごとアドバイスさせていただきます。また、おうちサロンなど経営者の方に向けた集客方法や集客不安改善サポートを行っているため安心です。ホットペッパーのやり方・HP作成・チラシや名刺作成・税務相談・資金調達のアドバイスも行います。施術はマンツーマンで、疑問点や相談事も講師に直接連絡できる環境です。
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1st+【FIRST PLUS】では、資格取得後も無料で毎月1回手技練習会を行っており、自身に足りない箇所などを繰り返し練習することも可能です。
講習後も何度も練習できるため、自信を持ってお客様に施術できる環境が整っております。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、セラピストの開業に必要な6つの手順や手続き・成功するためのポイントを詳しく解説しました。
セラピストとして自身のサロンをオープンするには、必要な手順やポイントを事前に押さえておくことが大切です。またセラピストで独立して成功するには、知識や技術の強みを生かし他サロンとの差別化を図ることが重要です。ぜひ、1st+【FIRST PLUS】でハンドセラピスの資格取得を行って、開業成功の近道を目指しましょう!